2019年 09月 26日
普通という名の贅沢 |
今週も折り返しですね~。月曜休みだったのせいも
ありもう後半戦です。昨日は同業でありながら公私
ともにお付き合いがある友人宅へお食事に(^^♪
今まで何度か訪れた事のあるそのお家、何度行って
もホッとする気持ちのいい住宅なんです。これって
何なんだろう!?住宅の良し悪しって?
そんなことを語らいながら日没とともに炭をおこし
一杯やる。とても贅沢な時間・・・・。改めて思う自分
の理想の住宅像とは?
ますが当時の大工さんが建てた普通のお家です。
敷地は昔ながらの住宅街区で両隣ひしめき合っている
環境、にも拘わらず玄関に一歩足を踏み入れるとそこ
には市街地と中とは思えないような木々がゆらゆら。
決して広くない庭、いや逆にこの狭さが丁度いい。
内部からウッドデッキが連なり、この庭へと繋がって
いく。ウッドデッキに腰を下ろすと目の前の木々に鳥
たちがやって来ては何かをついばんでまた飛び立つ。
ボ~っとそんな様子を眺めていると山深くに居るかの
ような錯覚さえ覚えます。
食事も最高!何故ここまでいいと感じるのか!?少し分析を
してみると
・地面と床までの高さが低い(地面を近く感じる)
・建物もL字で適度に囲われている(安心感がある)
・坪庭的で樹木との距離感が近い(生命力がある)
・家の間取りはシンプル(家族間の気配を感じる)
・いい意味で気取らない(リラックスできる)
彼とも語らう中で住宅雑誌に掲載される一見、目を見張る家に
住みたいかと言うと’我が家がいい’と。自分達も設計する時に
どんな視点で設計していくことが本来の住宅設計なのか!?
美しさ?機能性?要望満足?予算?
どれも必要、でもどれも芯になる部分ではなく枝葉の要素。
その芯(幹)になるものが何かを教えてくれるのがこの家には
ありそうだといつも訪れる度に感じています。
特別な事ではなく普通でいい。いつの世も普遍に通じるという
普通。お祖父ちゃんの代が建てたという家、これからも永く住
み継がれていくことでしょう(^^♪
by plus--y
| 2019-09-26 10:35
| 学び
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