着々と |
この’ちょっとした事’で実はそれ以上の大きい効果を生む
こともありますよね!○○以上、それが付加価値です。
その一つに空間の広がり(つながり)があります。土地の
面積の制限や予算も当然ありますから、建築の規模(面積
)には限度があります。
同じ6畳でも窮屈感を感じるものと広がりを感じるものと
がありますね!
また家族間の顔が見れたり気配を感じたり、でも時には
こもることが出来るのも必要(笑)。
こうした些細な日常の心情って意識する訳ではありませが
無意識の中で(一瞬の中で)感じ取るものだと思います。
その日常の心情(感情)をどれだけ心地よい方向へ導いて
いくことが出来るかが住宅設計の肝ですね(^^♪
まず空間の広がりを生む手法を!
玄関を入って左手に居室、右手に水回りの入り口がそれぞれ
あります。その建具の上に注目頂くとそこは壁でなくガラス
になっています。上部をガラスにすることでプライバシーは
守られながら天井は連続して見えています。
次に階段吹き抜け部分の手すり壁です。ここも一部をこうしてガラス化
(見える化)することによって視線の抜けを作っています。
そして2階の自然光を出来るだけ1階にも取り入れる意図もあります。
続きましてこのスリット!これはリビングに接している和室に
設けたもの。スリットの向こうにリビングのソファーがちらっ
と見えてるのがお分かりでしょうか?
違う部屋にいても少し気配は感じますね!(スクリーン開閉も)
がありますね。左はダイニング、右は寝室になっています。
ダイニングから見るとこんな感じです。階段も空間の一部として
取り込んでいます。
その階段の向こうの小窓を開けると寝室と繋がります。
寝室側から見るとこんな感じです!直接部屋同士が接していなくても
階段を介してこのようにつながっていきます。そして一番奥には外と
繋がる小窓、すべてが連続していってます。
こうした視覚的なつながりもありますが、それだけでなくここを開ける
とさ~っと風が流れていく、風の通り道にもなっているんです。
という感じでちょっとした仕掛けで家族間の距離や光や風の調整を行う
ことができます。最初に書いた○○以上、いろんな以上があることで
最後はお客様の期待以上のものを提供していかないといけませんね(#^^#)