2016年 02月 29日
竣工写真(内観) |
'川南の家’前回は外観の竣工写真を取り上げましたので
今回は内観を少しご紹介したいと思います。
では早速玄関から、’どうぞ!お入りください’。
玄関戸を開ける(引く)と視線は白い壁へと向かいます。
そこにはちょっとした飾り棚(ニッチ)。
そのニッチの壁はアクセントとなるようこんな模様(ススキみたい)の仕上材としました。
右側には天井いっぱいの造り付けの下駄箱。扉を開けると姿見が取り付けてあります。
お出かけ前のチェックに役立ちます。
そして左に目をやると玄関の土間がそのままリビングへと続いていきます。ロードバイクをそのまま乗り入れることが出来ますし観葉植物を置くこともできます。土間があることで多様なライフスタイルを作っていけます。
その土間からリビング方向を見ています。視線の先にこの家の特徴である中庭が飛び込んできます。その向こうは寝室ゾーン。
リビングから玄関土間方向を見返すとこんな感じです。柱も構造だけでなく空間のアクセントになっています。南の窓から光がさんさんと差し込んできています。
その窓にはバンブーブラインド(竹で出来てます)を取り付け遮光のコントロールをします。このブラインドの陰影も1つのアート!
リビングからキッチン方向を見てみましょう。先程の玄関正面の白い壁の裏にはダイニングテーブルが取り付けられています。テーブルの背面は食器棚や家電棚となっています。
もう少し近づいてみましょう。テーブルはオーク(ナラ)の板です。造り付け家具は大工さんに作ってもらいました。天井高はここが一番高く3.5m程あります。
キッチンはシステムキッチンを採用しています。高窓から朝日が入って来ます。そして調理しながら空が見えるのが何よりいいですね!その他、こだわり箇所もありますがそれはまたの機会に。
今度はキッチンからリビングを見るとこんな感じです。リビングの壁面にはソファーを置きます(もう置いてますが)。何か会話が聞こえてきそうです。
夕景はこんな感じです。リビングの照明は調光式になってるのでシーンに合わせて雰囲気をつくれます。
真鍮製のペンダント照明がアクセントになっています。テーブル面をきれいに照らしてくれます。どんな食事が並ぶのでしょう!?
ではリビングから寝室へ向かう共用ゾーンへご案内。ここは単なる廊下ではありません。左横は服掛けとなっていて、帰ってここで着替えを済ませることができます。その向こうに洗面台があります。右側にはお風呂やトイレといった水廻りを集約しています。
その洗面台。私の設計では恒例ですが必ずしも脱衣室の中にあるのがいい訳ではありません。帰って着替えてすぐに手洗いも出来て便利です。また鏡の横にある小窓からちらっと中庭の木が見え隠れします。
洗面の横には書斎があるんです。何とたったの1帖!でも必要十分、こもる部屋としてはちょうどいい広さです。机や本棚もあらかじめ作っています。
ではいよいよ寝室です。今まで見てきたように道路から奥まっていくほどプライバシーを高めていく空間にしています。またリビングと同じような構成ですが雰囲気はガラッと変えています。リビングが陽(動)とすればここは陰(静)の場。
中央には間仕切りができる4枚引き戸があります。今後の家族の成長に合わせて臨機応変に閉じたり開いたりできます。ただ広がりを得るために梁の上部はガラスとして天井が続いて見えるようにしています。
中庭に面する部屋にはこうして南の光が差し込んできます。一番北側の部屋でもこうして光が得られるのは中庭のお陰です!
こちらの部屋にはロフト(小屋裏収納)への入り口があります。梯子を上っていくとそこは・・・!
こんな感じです。天井高は1.4m以下に抑えないと2階建てになってしましますのでそれ以下ですが十分広いです(約9帖)。無駄な空間は一切ありませんよ!
最後、リビングから中庭を見た感じです。アオダモの木を植えています。落葉樹なので今は枝だけですがこれから新緑の季節はきれいな緑となるでしょう!中庭の良さは光や風だけでなくこっちの部屋からあっちの部屋がみえるのも面白いですね!
中庭の屋根はこのようにくり抜かれています。空がトリミングされ1つの絵の様になります。空のいろ、流れゆく雲のカタチ、・・・夜になれば星空、・・・ずっと見ていても飽きませんね!
今回は内観を少しご紹介したいと思います。
では早速玄関から、’どうぞ!お入りください’。
そこにはちょっとした飾り棚(ニッチ)。
お出かけ前のチェックに役立ちます。
by plus--y
| 2016-02-29 17:47
| 川南の家
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