2014年 11月 04日
平成の大修理-浄土寺 |
先日、尾道浄土寺の平成大修理の特別公開に行ってまいりました。
改修工事中にも一度見学する機会を得てましたので、こうして完成
してから再び拝見できるのはとても貴重なことでした。
この度の大修理は庫裏・客殿、方丈、露滴庵(お茶室)の半解体修理
から成りその全ては重要文化財です。そのためお寺を始め文化庁と
の協議を重ねて設計、工事をしていく壮大なプロジェクトです。
単なる修繕でなく建物が現在の状態に至るまでの変遷の調査、そして
できうる限り当時の姿に復元することを前提としながら今後の活用計画
も考慮していく、まさに日本の文化財としてこれからも保護されるべく宝
です。
方丈は元禄3年(1690年)、露滴庵は安土桃山時代のもです。また今回
の大修理ではないですが本堂(国宝)は1327年(鎌倉時代)、阿弥陀堂
(重文)は1345年(南北朝時代)です。こうした歴史を考えてみるとそれは
それは大変貴重なものとご理解いただけると思います。
建築的な魅力も広島大学の三浦教授からのご講演があり理解が深まった
のですが詳細は書きませんが写真でご覧下さい。私も内部に入ったときの
豪壮な梁組、そして暗闇に差し込む光、その美しさにただただ感動、その
一言に尽きます。
これだけの小屋組みを金物を使わずに組んでいく大工の技、そして襖絵や
釘隠し、細部の作り、お庭も含めすべてを調和させる美的感覚が研ぎ澄ま
されていた日本人、温故知新という言葉が本当に身にしみた
一日となりました。
改修工事中にも一度見学する機会を得てましたので、こうして完成
してから再び拝見できるのはとても貴重なことでした。
この度の大修理は庫裏・客殿、方丈、露滴庵(お茶室)の半解体修理
から成りその全ては重要文化財です。そのためお寺を始め文化庁と
の協議を重ねて設計、工事をしていく壮大なプロジェクトです。
単なる修繕でなく建物が現在の状態に至るまでの変遷の調査、そして
できうる限り当時の姿に復元することを前提としながら今後の活用計画
も考慮していく、まさに日本の文化財としてこれからも保護されるべく宝
です。
方丈は元禄3年(1690年)、露滴庵は安土桃山時代のもです。また今回
の大修理ではないですが本堂(国宝)は1327年(鎌倉時代)、阿弥陀堂
(重文)は1345年(南北朝時代)です。こうした歴史を考えてみるとそれは
それは大変貴重なものとご理解いただけると思います。
建築的な魅力も広島大学の三浦教授からのご講演があり理解が深まった
のですが詳細は書きませんが写真でご覧下さい。私も内部に入ったときの
豪壮な梁組、そして暗闇に差し込む光、その美しさにただただ感動、その
一言に尽きます。
これだけの小屋組みを金物を使わずに組んでいく大工の技、そして襖絵や
釘隠し、細部の作り、お庭も含めすべてを調和させる美的感覚が研ぎ澄ま
されていた日本人、温故知新という言葉が本当に身にしみた
一日となりました。
by plus--y
| 2014-11-04 10:58
| 学び
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