2016年 10月 12日
そうだったんだ~! |
昨日は大学の授業の一環で広島県立歴史博物館と設計課題の
敷地設定をしている佐波浄水場跡地(現:佐波城山公園)の
現地見学に行ってきました。
博物館では普段見ることのできないバックヤード(荷解き場、
収蔵庫、機械室、大型エレベーター等)を見せて頂き、私に
とっても貴重な体験となりました。
続いて今回の課題で敷地設定としている旧佐波浄水場跡地へ。
ここでも特別に水道局の方に説明、案内していただきました。
上水井上屋
配水池
門
まず福山の水道の起源は江戸初期で水野勝成が備後10万石
の領主となり福山城を築城した際に城下町の建設と共に水道
の建設も行ったようです。
そして明治時代に入り人口増加に伴い衛生上の問題が発生し
近代水道の建設が急がれました。
上水道布設の財源となる国庫補助を受けるために必要であった
市政を1916年(大正5年)に施工したんです。
そう、今年福山は市政100年の年で盛り上がっていますね!
実はその背景にはこの水道の歴史が大きく関わっていたんです。
1925年に竣工通水式を行い50年近くその役目をしてきました
が1977年に老朽化により休止、1989年に廃止となりました。
しかしイギリス積みレンガ造りの’上水井上屋’、’配水池’、’門’
は2013年に国の登録有形文化財に登録され保存されています。
とここまで歴史について長々と話しましたが、この10,000㎡を
超える敷地にこの文化財を残し(リノベーション可)、歴史を
読み取り、備後の地域遺産の魅力を伝える施設を設計するという
深堀すればかなりレベルの高い設計課題です。
さて学生の皆さんがどんな視点で何を課題として取り組んでいく
のか楽しみです! 配水池内部の様子
敷地設定をしている佐波浄水場跡地(現:佐波城山公園)の
現地見学に行ってきました。
博物館では普段見ることのできないバックヤード(荷解き場、
収蔵庫、機械室、大型エレベーター等)を見せて頂き、私に
とっても貴重な体験となりました。
続いて今回の課題で敷地設定としている旧佐波浄水場跡地へ。
ここでも特別に水道局の方に説明、案内していただきました。
まず福山の水道の起源は江戸初期で水野勝成が備後10万石
の領主となり福山城を築城した際に城下町の建設と共に水道
の建設も行ったようです。
そして明治時代に入り人口増加に伴い衛生上の問題が発生し
近代水道の建設が急がれました。
上水道布設の財源となる国庫補助を受けるために必要であった
市政を1916年(大正5年)に施工したんです。
そう、今年福山は市政100年の年で盛り上がっていますね!
実はその背景にはこの水道の歴史が大きく関わっていたんです。
1925年に竣工通水式を行い50年近くその役目をしてきました
が1977年に老朽化により休止、1989年に廃止となりました。
しかしイギリス積みレンガ造りの’上水井上屋’、’配水池’、’門’
は2013年に国の登録有形文化財に登録され保存されています。
とここまで歴史について長々と話しましたが、この10,000㎡を
超える敷地にこの文化財を残し(リノベーション可)、歴史を
読み取り、備後の地域遺産の魅力を伝える施設を設計するという
深堀すればかなりレベルの高い設計課題です。
さて学生の皆さんがどんな視点で何を課題として取り組んでいく
のか楽しみです!
by plus--y
| 2016-10-12 09:26
| 学び
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