2012年 09月 10日
閑谷学校 |
週末、岡山県備前市にある閑谷学校へ行ってきました。閑谷学校は江戸時代前期に
岡山藩主の池田光政が庶民教育のための学校として創建。
寛文10年(1670)に学校建設を津田永忠に命じ元禄14年(1701)に全容が整った
とされています。今から300年以上も前のこと。
現在は講堂が国宝で付随する建造物も重要文化財に指定されています。
まず足を踏み入れてその美しさに見とれてしまいました。なんという美的センス!
時代に関係なく美しいものは美しいです。
その1つに’石塀’があります。長さは765mもあり腰上くらいの高さですが、厚さが
あり天端はや曲がり部分はアールに組まれています。
この石組みは’切り込みはぎ式’と呼ばれるそうですが、名石工による精巧な仕事
でした。
講堂は入母屋造りで瓦は備前焼です。また建物が雨によって傷まないように様々な
工夫がされています。(創建当時から)。その1つに軒先に見える陶管です。(写真)
これは仮に雨が入ってもそこから排水される様になっていて、しかも晴れの日には
そこから空気が入り屋根の乾燥をさせると言うのです。
300年に以上前にこうした細工がされていたとは恐れ入りました。
講堂内部は江戸時代から磨き込まれた床が黒光りしており、花頭窓(火灯窓)からの
光を反射させこちらも幻想的な空間でした。
ここで江戸の子供達は論語や四書五経を学んでいたと思うと胸が熱くなります。
果たして現在の教育は・・・。
ともあれ久々にいいものを観て感動を覚えた建築でした。
岡山藩主の池田光政が庶民教育のための学校として創建。
寛文10年(1670)に学校建設を津田永忠に命じ元禄14年(1701)に全容が整った
とされています。今から300年以上も前のこと。
現在は講堂が国宝で付随する建造物も重要文化財に指定されています。
まず足を踏み入れてその美しさに見とれてしまいました。なんという美的センス!
時代に関係なく美しいものは美しいです。
その1つに’石塀’があります。長さは765mもあり腰上くらいの高さですが、厚さが
あり天端はや曲がり部分はアールに組まれています。
この石組みは’切り込みはぎ式’と呼ばれるそうですが、名石工による精巧な仕事
でした。
講堂は入母屋造りで瓦は備前焼です。また建物が雨によって傷まないように様々な
工夫がされています。(創建当時から)。その1つに軒先に見える陶管です。(写真)
これは仮に雨が入ってもそこから排水される様になっていて、しかも晴れの日には
そこから空気が入り屋根の乾燥をさせると言うのです。
300年に以上前にこうした細工がされていたとは恐れ入りました。
講堂内部は江戸時代から磨き込まれた床が黒光りしており、花頭窓(火灯窓)からの
光を反射させこちらも幻想的な空間でした。
ここで江戸の子供達は論語や四書五経を学んでいたと思うと胸が熱くなります。
果たして現在の教育は・・・。
ともあれ久々にいいものを観て感動を覚えた建築でした。
by plus--y
| 2012-09-10 17:30
| 風景
|
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